ピアニスト・福間洸太朗が今秋10/17(月)、サントリーホールブルーローズにて、1日に2公演、しかも全く違うプログラムでのリサイタルを行います。詳細はチラシをご覧ください。ダウンロードはこちら
【昼公演】 15:00開演
全4回リサイタルシリーズ
「三大楽聖のキセキ」Vol.2 〜幻想~
モーツァルト: 幻想曲 ニ短調 Kv.397/幻想曲 ハ短調 Kv.475
ベートーヴェン:幻想曲 Op.77/幻想風ソナタ『月光』 Op.27-2
シューベルト:グラーツ幻想曲 D.605a/さすらい人幻想曲 D.760
【夜公演】 19:00開演
〜ショパンの命日に捧ぐ〜《コン・フォーコ》
オール・ショパン・リサイタル
ノクターン第4番 ヘ長調 Op.15-1
練習曲 Op.10 第3番ホ長調『別れの曲』、第4番嬰ハ短調
バラード第1番 ト短調 Op.23
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
24の前奏曲 Op.28
≪福間洸太朗ピアノ・リサイタル≫
芸術の秋の日、必聴の一日! ■上田弘子(音楽ジャーナリスト)
“名は体を表す”とは良く言ったもので、才能と運が味方に付かないわけがないお名前の福間洸太朗さん。その通りに、今や大人気ピアニストなのだが、その陰でどれ程の努力をしているかも私は知っている。音楽をやって行くのは茨の道の連続なのだが、福間さんは逃げずに辛苦も引き受ける。そこから得た知識や技術が、彼のセンスのアンテナにかかり咀嚼されていく。
このたびの2公演も、福間さんらしい着眼点と構成だ。昼公演では全4回シリーズ「三大楽聖のキセキ」の第2回。ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトの奇跡の才能からの形式・様式の軌跡の、今回のテーマは「幻想」。楽聖3氏による様々な幻想曲を聴ける貴重なもので、福間さんが表現するファンタジックな空間は愉しみだ。夜公演は、ある意味もうひとりの楽聖とも言えるショパン。当日はショパンの命日である。数多のショパン作品から厳選された、当日の曲たち。素敵なフルコースを堪能したい。